よくある質問

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世界初モリブデン素子の開発から
汎用の避雷器の製造・販売まで。
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FAQ

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よくあるご質問

基礎的な質問.01
Q.避雷針と避雷器はどう違うのですか?
A.避雷針は建物を防護し、避雷器は機器を防護します。

避雷針は建築基準法で 20m 以上の建造物には設置が義務づけられています。
避雷針はあくまでも建物などの構造物を直撃雷から護るためのもので、電子機器を防護するものではありません。

一方、避雷器(アレスタ)は電源線及び電話線、同軸ケーブルや各種の信号線を伝わってくる、いわゆる誘導雷サージから高価な電子機器を防護するものです。
避雷針は直撃雷に付随して発生する誘導雷に対しては効果はありません。
基礎的な質問.02
Q.避雷器はどのような働きをするのですか?
A.過電圧を抑えて機器を防護します。

避雷器内部には「サージ吸収素子」が入っており、雷サージによる過電圧を抑えて電子機器に与える影響を少なくします。
サージ吸収素子は通常使用される供給電源・信号などの定格電圧には動作せず、それ以上の過電圧が来た時に動作します。

oshiro

基礎的な質問.03
Q.雷サージとはなんですか?
A.雷サージは落雷による過電圧です。

雷サージとは雷が発生して稲妻が大地に接触して発生する高い電圧のインパルスのことを言います。
このパルスはきわめて短い時間に電気信号が発生している状態のことです。

一方、ノイズは比較的高周波で低電圧のものをいいます。いずれも電子機器には有害なものです。
基礎的な質問.04
Q.雷サージにはいろいろな種類があるのですか?
A.大きく分けて直撃雷サージと誘導雷サージがあります。

直撃雷サージは雷雲の雲底(下部)の電荷によって地表面上の電荷が誘起され蓄積されます。
この電荷によって強力な電界が生じて電界強度が50kv/m位に達すると大気が絶縁破壊して直撃雷になるといわれています。

直撃雷は避雷針や鉄塔などのアンテナに落雷することが多く、 そのために避雷針などは招雷針或いは受雷針の役目をしているといえます。
直撃雷のエネルギーは非常に大きく、現状では避雷器を使って直撃雷から大事な機器を守るための有効な手段はありません。

一方、誘導雷サージは付近の高い建物や、立ち木、アンテナなどからの直撃雷から電流が流れ、 周囲に強力な電磁界が生じて送電線や通信線にサージ電圧が発生して誘導してくるサージのことです。
また、誘導雷は雷雲間での放電によって生じることもあります。現在、雷による被害は圧倒的に誘導雷から生じているといわれております。
この誘導雷サージから大事なパソコンや電子機器を防護するのが避雷器です。
基礎的な質問.05
Q.耐雷トランスと避雷器はどう違うのですか?
A.耐雷トランスはサージを減衰させるもの、避雷器はサージをアースへ逃がすためのものです。

耐雷トランスは一種の電源用の避雷器といえますが、耐雷トランスは主にシールド付の絶縁トランスで受電系から侵入する雷サージを減衰させるためのものです。
勿論、避雷対策として有効ですが、直雷に近い場合、アースからサージが侵入しますと防げないのが実情です。

比較的安価な避雷器(特にモリブデン避雷器)を防護する機器の前後に設置したり、 また経済的に耐雷トランスを設置できないところは、モリブデン避雷器と同時に従来型の避雷器を多段に取り付けることにより、より万全の避雷対策が可能となります。
基礎的な質問.06
Q.UPS(無停電電源装置)を設置しているのですがパソコンは安全ですか?
A.安全ではありません。
UPSは(Uninterruptible Power Source)の略号ですが、無停電電源装置と訳されています。
UPSは一時的な商用電源の電圧降下、瞬時停電などの電源トラブルが原因で、 パソコンなどのデータが損失したりすることを防ぐ目的で使用されている電源装置(バッテリー)です。
しかしながらUPSは避雷器ではありませんので雷サージが侵入してきた場合、 UPS自体を破壊したりしいてはパソコンなど電子機器を損傷する場合があります。
従いまして、UPSの入力側(一次側)に避雷器を取り付けることが望まれます。
基礎的な質問.07
Q.機器が雷で故障しました。雷保険に入っているのですがどうしたらいいですか?
A.購入先に連絡して下さい。後日弊社が調査し、「調査報告書」を発行いたします。
故障した避雷器を弊社に送っていただき、調査を致します。
ですが、その調査報告書で保険審査が通るかどうかは保証致しかねます。
避雷器内の被害状況を確認致しますのでお客様側で分解などしないで下さい。
基礎的な質問.08
Q.雷サージの影響以外での劣化はありますか?
A.使用される電子機器にもよりますが雷サージの影響以外での劣化はあります。
例えば、電源を入り切りした際に発生する過電圧が影響し、頻繁に入り切りされるのでしたら数年も使い続ければ劣化していく可能性があります。
弊社と致しましては5年交換をお勧めしておりますが、チェッカーで点検して正常範囲内であれば継続してご使用いただけます。
基礎的な質問.09
Q.電線以外の侵入経路はありますか?
A.建物の鉄骨や避雷針のアース付近の電子機器は直接侵入されます。
建物に鉄骨などの金属が使われている場合、鉄骨を伝って雷サージが侵入し、裏側に鉄骨がある警報器、検知器などを誤作動、破損させたりする可能性があります。
また避雷針に落雷し、避雷針のアースを雷サージが通過する際の電磁波により誤作動、破損させたりする可能性があります。
この場合、避雷器で防護することは不可能です。
製品の質問.01
Q.光ケーブル用の避雷器はありますか?
A.光ケーブル用の避雷器はありませんが、信号変換器の電源部の避雷器とテンションメンバーの処理は必要です。

光ケーブルの中には強度を保つためにテンションメンバーという金属のワイヤー(鉄芯)が入っておりますので、これを通じて雷サージが侵入して機器を損傷することがあります。
ワイヤーに電気的な繋がりはありませんので、避雷器の必要はありません。
処理方法としまして、ワイヤーのみをアースと接続して機器の方には持っていかないようにしましょう。

また、光ケーブルからの光信号を電気信号に変える「変換器」の電源には避雷器が必要ですので、変換器のスペックに合った避雷器を選定して下さい。
製品の質問.02
Q.誘導雷サージを受けたかどうかを調べる機器はありますか?
A.簡単なもので「雷サージカウンタ」があります。
弊社販売の雷サージカウンタはラインにセンサを取付け、そのラインに雷サージが何回通過したかを判るものです。
詳細は雷サージカウンタ製品カタログをご覧下さい。
製品の質問.03
Q.直撃雷用避雷器はありますか?
A.弊社ではお取扱ございません。

避雷器による直撃雷の防護は物理的に不可能です。

JIS classⅠの10/350μsを直撃雷と錯覚されている方がおられますが、JISでは直撃雷とは記されていません。
直撃雷に近い誘導雷でもケーブル自体が焼損することがあります。

ボンディングのため避雷針のアースを屋内に引き込むこと自体危険です。
引き込んだ場合、通過時の電磁波で周辺の機器が破損されることもあり、更に機器の耐圧より高くなり返って侵入しやすくなります。
IEC規格と日本の実状の違いを理解した上で対策をおこなって下さい。

屋内の電子機器は外部機器と伝送ケーブルで繋がっており、大地間には電位差が生じます。
耐圧の低い機器から侵入しにくくするためには避雷針のアースとは5~10m以上は離して軽減することをお勧めします。
製品の質問.04
Q.型式「VM」から始まる避雷器があるのですが後継機を教えて下さい。
A.「VM」から「NR」に変更致しました。
2015年の事業承継に伴い、「VM(ベクトル製)」を廃止し、「NR(日本雷研製)」に統一致しました。
生産中止・特注品一覧にてご確認下さいませ。
製品の質問.05
Q.8ch機器の避雷器はありますか?
A.4線式避雷器「RF-4口口」を2台使います。
RF-412,424,448には増設端子⑨⑫があります。
増設端子を接続することで4線×2台の8線を防護することができます。
製品の質問.06
Q.販売案内一覧に取引先がないのですが、購入方法を教えて下さい。
A.弊社の代理店様をご紹介致します。
一度、弊社へ電話、メールでお問合せ下さい。
製品の質問.07
Q.以前「ワイエムエンジニアリング」から購入していたのですが、どちらに問い合わせればいいですか?
A.東亜エンジニアリング様へお問合せ下さい。
ワイエムエンジニアリング様は2015.1に廃業致しました。
販売に関しましては東亜エンジニアリング様へお問合せ下さいませ。
製品の質問.08
Q.交流電源AC24V用の避雷器はありますか?
A.AC24V用というものはございませんが、直流電源用「RP-24」でご使用いただけます。
RP-24は最大連続使用電圧が38Vとなっておりますので、通常使用電圧が38V以上になると避雷器に負担がかかります。
ですのでAC24Vが38Vを超えなければご使用いただけることとなります。
波高値×変動率は38V以内ですのでAC24Vでもお使いいただけます。

波高値:24V×√2=33.6V
変動率:33.6V×1.1(10%)=36.96V
技術的な質問.01
Q.避雷器の接続方法、並列・直列に違いはありますか?
A.防護機能に違いはありませんが、負荷電流の違いがあります。
並列接続のみの製品が多いのですが、電源用の型式NRR・SA・SD・RPはどちらの接続方法でも可能です。
直列接続
電源用直列の場合、ソケット内を通過しますので負荷電流に上限があります。
信号用直列の場合、⑤(L-)⑧(L+)のシリコン素子側を電子機器側に配線して下さい。
並列接続
並列の場合、通過しませんので負荷電流に上限がありません。
接続端子はL+,L-側でもD+,D-側でも同じですので、接続し易い方をご使用下さい。

[parallel-serial]
技術的な質問.02
Q.端子台から並列接続してもいいですか?
A.線抵抗の問題でお勧めしません。
電線の長さ、太さによって線抵抗値が変わってきます。
電子機器側ラインの線抵抗r₁よりも避雷器側ラインの線抵抗r₂が大きければ、避雷器の処理に遅れが生じる可能性があります。
設置の際は必ず避雷器を通過するような接続を心がけましょう。
[paralleltanshi]
技術的な質問.03
Q.動作開始電圧が線間電圧に比べ、各接地間電圧の動作開始電圧が高いです。何か理由があるのでしょうか?
A.サージ吸収素子の種類が違うと同時に、役割が違います。
線間には「シリコン吸収素子」が使われており、応答速度は速いが容量が小さいという特徴があります。
接地間には「酸化亜鉛素子」が使われており、応答速度はシリコンより劣るが容量が大きいという特徴があります。
シリコン素子のみでは容量が小さいので直ぐ壊れてしまい、酸化亜鉛素子のみでは処理速度が劣るので機器を防護しきれない可能性があります。
そこで、2つを併用し酸化亜鉛素子で処理しきれなかったサージをシリコン素子が処理することで酸化亜鉛の弱点を補填しています。
劣化すると動作開始電圧の数値が下がっていき、定格電圧信号付近まで下がると本来の電圧信号を消してしまいますので、そうなると交換になります。
技術的な質問.04
Q.ラインに雷サージが印加された際、外部出力端子にサージは回り込まないのでしょうか?
A.外部出力端子を通過する可能性はありますが、雷サージが外部に回り込むことはありません。
モニタ端子には「フォトカプラ(内部で電気信号を光に変換し再び電気信号へ戻すことによって、電気的に絶縁しながら信号を伝達する素子である。)」という部品が使われております。
つまり、雷サージが通過した一瞬のエネルギーをフォトカプラが光に変換し、電気信号に変換することで瞬間的に通報出力ONにすることはありますが、そこから通報を受ける側の機器に流れることはありません。
ですが、通報出力のラインが長く、建物外部より引っ張ってきている場合は避雷器を通さず、直接通報出力のラインに雷サージが侵入する可能性がありますので防護が必要かもしれません。
技術的な質問.05
Q.仕様書に"両端接地が最適ですが、現場によりできない場合があります"とありますが"できない場合"とはどのような場合でしょうか。
A.1,管轄が違う場合 2,避雷器と避雷器の距離が短い場合 があります。
1,施設Aと施設Bの管理を2社で分けている場合、管轄外の施設を触ることができません。
2,避雷器Aと避雷器Bのアース接地間が短い距離(約10m以内)であると、避雷器Aが処理した雷サージが避雷器Bのアース線から侵入し、避雷器B側の機器を壊してしまう可能性(逆流雷)があります。
接地距離を空けられる現場なら両端設置して頂いても構いませんが、距離を空けられない現場は両端設置するとリスクが高くなります。
技術的な質問.06
Q.渡り配線をすると被防護機器には雷サージが及ばないようになるとありますが何故でしょうか。
A.被防護機器のアース端子側からの侵入を防ぐためです。
渡り配線しない場合、避雷器が処理した雷サージが被保護機器のアース線から侵入し、機器を壊してしまう可能性(逆流雷)があります。
処理速度が速い避雷器に渡り配線することで避雷器に身代わりになってもらい、被防護機器の負担を軽減します。

tech_watari

保守点検の質問.01
Q.避雷器が故障したか分りません。調べる方法はありますか?
A.種類によって方法がございます。
電源用避雷器
LEDランプは電源ラインの電流を利用し、常時点灯させています。
温度ヒューズが雷サージの熱で切れるとLEDは消灯します。
[q.troublecheck1]
交換ランプ付信号用避雷器
避雷器が劣化した時の漏れ電流を利用し、点灯させています。
電流が漏れていますので、正常な信号を送れていない可能性があります。
[q.troublecheck2]
同軸ケーブル用避雷器・その他
チェッカーの使い方を参照して下さい。
ご希望であれば同軸ケーブルのアタッチメントをお付け致します。
[q.troublecheck3]
避雷器の劣化で標準の数値以下or以上で電圧を抑えている可能性があります。
本体を抜いて信号が正常になる場合は避雷器が原因となります。
保守点検の質問.02
Q.チェッカーの使い方を教えて下さい。
A.避雷器SF-112を例に挙げてご説明致します。

弊社チェッカーはJIS規格に基づいた動作電圧(1mAを素子に流した時点での電圧)を計る機器です。
計測の流れは以下の通りです。

①チェッカーを表1.ピン番号の所へ接続します。
 極性がありますので赤を+、黒を-に接続します。
 表1.素子符号ZD-1の場合は逆方向のチェックも必要ですので極性切替スイッチを「逆方向」に切替ます。
②RANGEを切り替えます。
 200V以下の箇所を計測する時はRANGEを200Vに…
 2000V以下の箇所を計測する時はRANGEを2000Vにスイッチを合わせます。
 ※2000VRANGEでも200V以下の計測は可能ですが、精度が悪くなります。
③TESTスイッチを上げた状態で数秒待ち、数値が止まると計測完了です。
 表1.確認内容の範囲内かを確認します。
 各型式の点検方法は点検方法資料よりダウンロードできます。

[CLA-2000使用例1]

表1.<伝送回線用避雷器 SF-112>
防護素子位置 素子符号 測定端子 ピン番号
⊕-⊖
印加電圧
(レンジ)
確認内容
機器側線間 ZD-1 D1-D2 間 5-4※1 DC200V 25 - 30V 範囲内であること
線-接地間 G 1 L1/E 間 7-8 DC2000V 225-345V 範囲内であること
線-接地間 G 2 L2/E 間 2-8 DC2000V 225-345V 範囲内であること
外線側線間 G 2 L1/L2 間 7-2 DC2000V 225-345V 範囲内であること
※1.ツェナーダイオードZD-1は正方向と逆方向の両方をチェックします。(極性切替スイッチを使用します。)
保守点検の質問.03
Q.チェッカーの表示がおかしくなったのですが。
A.ピン番号の確認とRANGEを確認して下さい。
ピン番号を間違えると通電していないため、数値がオーバー状態になります。
また、RANGEを200Vにしたまま200V以上の印加電圧は計測できません。
保守点検の質問.04
Q.チェッカーで他社の避雷器の計測はできますか?
A.お勧めは致しませんが可能です。
JIS規格により1mAを流した時の電圧と定められています。
ですが、各社構造が違いますので「仕様書を見てピン番号と許容範囲がわかる」が前提となります。
もし、弊社チェッカーを使用して避雷器に不具合が発生しましても、他社製品に関しましては対応致しかねますのでご了承下さいませ。
保守点検の質問.05
Q.チェッカーを短期だけ使用したいのですが。
A.弊社ではチェッカー貸出を行っております。
弊社避雷器を購入されたお客様に関しましては貸出をしております。
貸出日数に関しましては弊社までお問い合わせ下さいませ。
保守点検の質問.06
Q.チェッカーによる劣化検査の時期はいつ頃がいいですか?
A.夏季(梅雨前)、冬季、台風前後が良いです。
夏季は梅雨時期の前にされることをお勧めいたします。
冬季は特に日本海側から山間部にかけて発生致します。
多頻度に検査されますと劣化の原因にもなりかねますのでご注意下さい。

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