ア行
アース、接地【雷保護システム】雷を逃がすための経路。避雷器にとってアース施工は最も重要。アナログ信号【信号・コネクター】電圧信号と電流信号(4-20mA信号)がある。アレスタ【雷保護システム】避雷器の別名。
インピーダンス【単位】交流に対する抵抗値。単位はΩ。インパルス【雷】瞬間的な電流、電圧。
カ行
雷(かみなり)サージ【雷】落雷時に発生する過剰電圧。
ギャップ式素子【雷保護システム】ガラス管やセラミックケースにガス封入し、放電を速める素子。続流あり。静電容量が小さい。デジタル信号用向き。高速応答。逆流雷【雷】大地へ流れきれなかった雷がアース線を介して侵入してくる現象。
クラスⅠ【雷保護システム】直撃雷波形(10/350μs)を想定した避雷器という区分。主に直撃雷の分流対策に用いられるという表記。クラスⅡ【雷保護システム】誘導雷波形(8/20μs)を想定した避雷器という区分。主に誘導雷の対策に用いられるという表記。



クラスⅢ【雷保護システム】コンビネーション波形を想定した避雷器という区分。主に機器周辺の雷対策に用いられるという表記。
計装信号用避雷器【雷保護システム】アナログ信号4-20mA信号)用の避雷器。
コンデンサ【雷保護システム】直流に対しては「電気を溜める」働きをし、交流に対しては「周波数により抵抗値が変わる抵抗」の働きをする。単位はF(ファラド)コンビネーション波形【雷保護システム】IEC 61000-4-5 で規定された短絡回路電流波形(8/20μs)と開回路電圧波形(1.2/50μs)の波形。
サ行
サージダイバータ【雷保護システム】避雷器の別名。主に海外で使われる名称酸化亜鉛【雷保護システム】静電容量が大きい。サージ耐量が大きい。電源用向き。無続流
自復作用【雷保護システム】モリブデン避雷器の特徴。モリブデン酸化皮膜雷サージで破壊されても、熱によって復元する現象。シリコン素子【雷保護システム】絶縁性が高いシリコンの素子。動作電圧が低く、安定している。高速応答。信号用(低電圧)向き。
制限電圧【雷保護システム】雷サージを何Vまで抑える

制御ライン用避雷器【雷保護システム】シーケンスライン用の避雷器。静電容量【単位】コンデンサに蓄えられる電荷の量。電圧が低い機器に用いられる。小さい方が高周波を通しやすい。接地極【雷保護システム】アース線と大地を電気的に繋ぐための電極(銅版や銅棒など)。
続流(Dynamic Current)【雷保護システム】高電圧がかかった後でも電流が流れ続ける状態。

側撃雷【雷】建築物の側面の角に落ちる雷。
タ行
直撃雷【雷】建築物、人体等に直接落雷する雷。電線、アンテナ等への落雷が原因で直接機器に影響を与える雷サージ。
通報機能【雷保護システム】お手持ちのブザー、ランプ等に接続すると、避雷器に不具合があった場合知らせてくれる機能。
伝送回線用避雷器【雷保護システム】デジタル信号用の避雷器。デジタル信号【信号・コネクター】ある電圧(しきい値)を基準に、高い電圧なら「1」、低い電圧なら「0」というやりとりをする信号。
ノイズに強い。避雷器の静電容量が小さいものでなければ、信号が消えてしまう。電圧信号【信号・コネクター】

0-1V、0-10Vなどを0-100%として直接やりとりする信号。
避雷器の静電容量はデジタルほどシビアではないが、大きいと信号に遅れが生じる。
長距離伝送に不向き。(電圧降下)

等電位【雷保護システム】各接地極の電圧を同じにすること。動作開始電圧【雷保護システム】何Vから素子(酸化亜鉛、半導体、モリブデン等)が雷サージを吸収し始めるかを示す電圧。

ナ行 ハ行
避雷針【雷保護システム】高層建築物への直接的な落雷を防ぎ、建物自体を護るもの。避雷器、アレスタ、SPD【雷保護システム】電線や電磁波によって侵入してきた雷から電子機器を保護する機器。
プラグインタイプ【雷保護システム】配線したまま着脱が可能のタイプ。メンテナンスや破損時の取替えが楽になる。
弁作用【雷保護システム】雷サージのみを大地へ逃がして、供給された商用電圧、電波信号は逃がさないように弁(MoO3)をすること。
ボンディング【雷保護システム】避雷器と機器の電位を同じにし、雷保護効果を高める施工方法。

放電開始電圧【雷保護システム】何Vから素子(ギャップ式等)が雷サージを吸収し始めるかを示す電圧。

放電耐量【雷保護システム】避雷器が耐えうる程度の放電電流。
マ行
マルチチャンネル用避雷器【雷保護システム】4線使用できる避雷器。2線のみ、3線のみの使用でもかまわない。
無続流【雷保護システム】高電圧がかかった後でも電流が流れない状態。

モリブデン(Mo)【雷保護システム】元素記号Moの希少金属。熱に強い。モリブデン酸化皮膜(MoO3)【雷保護システム】モリブデンに熱が加わった時に発生する絶縁皮膜。モリブデン素子【雷保護システム】静電容量が少ない。無続流自復作用高速応答。電源、無線通信用向き。
ヤ行
誘導性リアクタンス【単位】コイルによる抵抗。誘導雷(ゆうどうらい)【雷】落雷時に発生する電磁波が原因で機器に影響を与える雷サージ
容量性リアクタンス【単位】コンデンサによる抵抗。
ラ行
雷(らい)サージ【雷】落雷時に発生する過剰電圧。
リアクタンス【単位】電流を妨げる大きさを示す単位。抵抗。
連接接地(れんせつせっち)【雷保護システム】各アースの接地極をまとめて等電位にする。電位を同じにすれば、適切な避雷器である場合、回路に雷サージが入らない。

ロードセル信号用避雷器【雷保護システム】力(質量、トルク)を電気信号にする機器用の避雷器。
ワ行
渡り配線【雷保護システム】機器のアース線を避雷器のアース端子に接続する方法。雷保護効果を高める施工方法。


0~9・A~Z
1
10/350μs【雷保護システム】波頭長が10μsで100%になり波尾長が350μsで50%になる波形。直撃雷を想定した試験に用いられる。

4
4-20mA信号【信号・コネクター】計装の水位計などに用いられてる標準信号。
例:4mA流れている時の水位○○m、20mA流れている時の水位△△mなど
ノイズに強く、長距離伝送できる。
8
8/20μs【雷保護システム】DC1mA流した時の電流値が8μsで100%になり20μsで50%になる波形。誘導雷を想定した試験に用いられる。

B
BNC型コネクター【信号・コネクター】計測用、通信用、映像信号用などに用いられている最も一般的なコネクターBCDコード【信号・コネクター】数値の表現方法の一種。
F
F(ファラド)【単位】コンデンサ静電容量の単位。数値が小さい方が伝送信号にむいている。F型コネクター【信号・コネクター】テレビとアンテナを繋ぐのに用いられているコネクター。
L
LA (Lighting Arrester)【雷保護システム】避雷器の別名。設計図で使用されることが多い表記。
M
ms(ミリセック)【単位】1千/1秒μs(マイクロセック)【単位】100万/1秒μF(マイクロファラド)【単位】100万/1F
N
ns(ナノセック)【単位】10億/1秒N型コネクター【信号・コネクター】主に無線通信、計測機器に用いられているコネクター。
P
PoE伝送信号用避雷器【雷保護システム】PoE=パワーオーバーイーサネット(信号と電源供給を同時に行う技術)。PoEを利用した信号用の避雷器。PLC(プログラマブルロジックコントローラ)【信号・コネクター】シーケンス制御専用のマイクロコンピュータのこと。pF(ピコファラド)【単位】1兆/1FPOT【信号・コネクター】ポテンショメータ(potentiometer)の略。変位センサーとして用いられる。
R
RJ45コネクター【信号・コネクター】EthernetケーブルやISDN回線に用いられているコネクター。RTD【信号・コネクター】測温抵抗体。温度センサーで代表的なもの。
S
SPD (Surge Protective Device)【雷保護システム】避雷器の別名。設計図で使用されることもあるが説明文章等で略されることが多い。